きよせ旭が丘記念病院

人と地域に寄り添うコミュニティ・ホスピタル

清瀬市の地域医療の担い手として、主に生活習慣病に関する医療提供や啓蒙活動に注力されている病院の現地建替え計画です。

人と地域に寄り添うコミュニティ・ホスピタルとして建物を2つのボリュームで構成し、アプローチ側から2階建て、5階建てと段階的な形状とすることで圧迫感をなくし、周辺住宅地とのつながりをもたせました。ファサードには袖壁と連続した門型の木調庇を用いて温かく包み込むようなデザインとし、来院者をやさしく迎え入れます。
また、前面道路に面して機能訓練室を配置し、室内の活動を積極的に外に見せることで地域全体に健康づくりを考えるきっかけを提供しています。

インテリアは、「清瀬の豊かな自然」をテーマに自然光を効果的に取り入れ、明るく木のぬくもりが感じられ、また、全体的に優しい色味を使うことで、温かく心安らぐ「家」のような空間を目指しました。
各フロアの特徴に合わせた基本カラーを設定し、1階は来院した方が落ち着ける空間とするため、清瀬の豊かな自然を参考にした優しい緑色の壁紙と木調ルーバーを採用しました。

建築主 東京都
所在地 東京都清瀬市
構造 鉄筋コンクリート造
階数 地上5階
延床面積 5,272.73㎡
竣工年月 2022年8月
撮影 (株)プライズ
病床 78床

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