山口県立こころの医療センター

「施設」ではなく、地域の中で
共に暮らす「住まい」へ

山口県立の基幹精神病院としてその役割と機能を十分発揮するため、質の高い医療を提供することを整備方針としています。

病棟と外来棟の間には回廊に囲まれた中庭を設け、シンボルツリーを中心とした円形広場や築山を配置して、緑に囲まれた「憩いの場」としています。病棟は大きな窓とバルコニーにより、「施設」ではなく地域の中で共に暮らす「住まい(生活の場)」であることを印象付けるデザインを心掛けました。

病室は保護室を含めて個室率を40%まで高め、多床室は各ベッドが窓に面して自分専用のコーナーを持つ個室的4床室を採用しています。

外来棟は来院者に威圧感を与えないように、緩やかなヴォールト屋根を用いた低層の建物とし、正面玄関からとは別に、思春期の外来患者や救急患者が他の患者等の目にふれず受診できる動線を確保しています。

建築主 山口県
所在地 山口県宇部市
構造 鉄筋コンクリート造
階数 地上4階
延床面積 10,706㎡
竣工年月 2008年7月
病床 180床

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