イムス東京葛飾総合病院

地域を看まもる合理的で使いやすい病院

イムス東京葛飾総合病院は、2017年に医療法人社団明芳会と葛飾区が協働して開設された
葛飾区の急性期医療を支える基幹病院です。
本計画は既存病院の増築、改修であり、回復期リハビリテーション病棟100床やECU(救急入院治療室)16床等を新たに整備し、急性期から回復期まで切れ目のない医療が提供できる体制を構築することを目的としました。

外観は、既存病院(9階建)と一体的になるようにフォルムやデザイン性を統一しました。

内部計画としては、求められる機能を充足するため、許容容積率まで床面積を確保しつつ、鉄骨造によるロングスパン架構とすることで、有効スペースを確保しやすく、機能的かつ将来改修への対応も容易な計画としました。
内装は、外観と同様に既存の雰囲気と調和する材質や色柄を選定し、一体的なデザインとしました。

本計画に合わせ、災害対策(地震・水害の対策等)や感染症対策(発熱外来、感染対策病棟の整備等)も併せて行い、平時及び有事の様々な状況に対応できる環境を整備しました。

建築主 医療法人社団明芳会
所在地 東京都葛飾区
構造 鉄骨造
階数 地上6階(増築部)
延床面積 6,057.92㎡(増築部)
竣工年月 2025年2月
掲載 『近代建築』2025年11月号掲載
病床 377床(増築部124床)

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