地域と共に歩み続ける病院
本計画は埼玉県地域医療構想において特に不足が推計されている回復期機能を担う病床(回復期リハビリテーション、地域包括ケア)を80 床整備する運びとなったため、既存棟に増築する形で整備しました。また、別敷地にあった保育園を併設させると共に羽生市からの要望を受け病児保育室も整備することとなり、地域と共に歩み続ける病院の増築計画です。
1階の一般保育室はより身近な場所で安心して子供(幼児)を預けられる環境を提供し、スタッフが働きやすい環境を整備しました。また病児保育室では地域家庭の働く環境への手助けを担い、病院に併設することで万が一の急変にも迅速に対応できる計画です。
2階・3階の病棟はスタッフが容易に看護・観察ができる「見守られる」病棟とすると共に、各病室は廊下側に大きなガラス窓を設け、常にスタッフから「見守られている安心感」を患者さんに与える計画です。また3階病棟では新型コロナウィルス等の感染拡大時の患者受け入れが可能なゾーン分けをあらかじめ想定し、感染リスクを低減した計画としました。
建築主 | 医療法人徳洲会 |
---|---|
所在地 | 埼玉県羽生市 |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上3階、塔屋1階 |
延床面積 |
西館:4,479.54㎡ 全体:35,500.53㎡ |
竣工年月 | 2024年2月 |
撮影 | 株式会社日暮写真事務所 |
病床 |
西館:80床 全体:391床 |
備考 |
<関連作品> 羽生総合病院 |