鳥取赤十字病院
新本棟

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現況と将来-双方を見据え医療機能を構築
新本棟を軸に医療機能・土地利用の制約を解除

鳥取赤十字病院は、100余年の間、地域中核・災害拠点病院として、中心市街地である当地において急性期医療を提供し続けてきました。

幾度もの施設整備・機能拡充を経た結果、敷地が狭隘化したため、次の100年に向かい-現況と将来の双方を見据えた、新本棟の整備を軸として、医療機能を維持しながら、現地建替えを2期工事・6工程に分けて行いました。

新本棟は免震構造を採用し、分散していた病棟部・高度医療診療部を集中配置、コンパクトな平面の積層構成として、機能的にまとめることにより、災害時においても継続した医療提供体制の確立とともに、後年に予定される外来・管理棟の建替え用地を併せて確保しています。

病棟は、多翼型6ウイング形態として、スタッフステーションを中心に、視認性・近接性に配慮するとともに、各病室までの距離を可能な限り短縮化を図り、入院者が安心して療養できる環境をつくりだしています。

建築主 日本赤十字社
所在地 鳥取県鳥取市
構造 鉄骨造(免震構造)
階数 新本棟:地上9階
外来管理棟:地上8階 地下1階
延床面積 新本棟(増築):20672.46㎡
外来管理棟(改修):17,316.58㎡
立体駐車場(改修):4,008.22㎡
竣工年月 新本棟:2015年4月(1期)・2018年4月(2期)
撮影 建築写
病床 350床
備考 『近代建築』2019年11月号掲載

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