木造モジュールでつながりを育む“木の園舎”
札幌厚成福祉会第二保育所は、1968年の竣工後、建物の老朽化や園児数の減少傾向を受け、
良質な保育サービスの提供と、将来のこども園化への対応を見据えて、当園敷地内での新園舎建て替えが計画されました。
構造には在来木造を採用し、2歳以上の保育室は木造モジュールで区切られた柱や木製家具のみで間仕切る「オープン型保育室」とすることで、異年齢交流を促し社会性・協調性を育む拡張性の高い環境を整えました。
さらに、園舎と園庭を緩やかにつなぐ縁側空間の「土間テラス」、調理室を覗く“食育窓”、階段下の「あなぐら」、マグネット掲示壁など、子どもが自ら遊び学べる居場所を随所に配置しています。外観は札幌の四季の風景に調和するレンガ色を基調とし、床材や家具、サインなど、子どもが手に触れる部分には天然の木材を極力用いることで、自然の温もりが感じられる保育園を目指しました。
| 建築主 | 社会福祉法人札幌厚成福祉会 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道札幌市 |
| 構造 | 木造 |
| 階数 | 2階建て |
| 延床面積 | 611.46㎡ |
| 竣工年月 | 2025年6月 |
| 撮影 | 株式会社 新津写真 |