静岡社会健康医学大学院大学

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  • リノベーション
  • 環境設計

地域の風景の継承と未来への希望を担う大学院大学

日赤血液センターと環境衛生科学研究所をスケルトン改修し、新たに認可された社会健康医学の大学院大学校舎とする計画です。事務所用途から学校用途への用途変更に伴う法適合や既存躯体の制約など多くの課題がありましたが、学修、体験、発信、交流に分類した様々なシーンを空間に紐づけながら大学院大学として理想的な空間を実現することができました。鉄筋コンクリート造の既存躯体及び仕上げタイルを保全・修繕し、新たに静岡県産のスギ・ヒノキを仕上げに織り合わせることで、新旧の素材が呼応し、研究成果の蓄積が紡がれていく情景を体現しました。外部では宮脇方式(地域に自生していた樹種群の選定)を取り入れた植栽帯を新設し、既存緑地は地域開放可能な空間に再編しています。人のみならず、地域の生態系を育む受け皿として地域・未来を担う可能性にあふれた大学院大学に貢献します。

建築主 静岡県
所在地 静岡県静岡市
構造 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造、鉄骨造
階数 地上5階
延床面積 10,907.43㎡
竣工年月 2022年3月
撮影 大野写真研究室

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