日本大学三島高等学校
総合体育館
桜アリーナ

ロケーションを活かした
生徒・学生の活動、運動、交流の拠点

JR三島駅の北側、富士山を間近に望み、豊かな緑に包まれた日本大学三島キャンパスのほぼ中心に、体育館と食堂の機能を集約した総合体育館の建設が計画されました。

「キャンパスにつどう」、「環境をつなぐ」、「未来へつむぐ」をコンセプトに掲げ、キャンパスの中心に生徒・学生の活動、運動、交流の拠点を創出し、将来も継続してキャンパスのシンボルとなり続ける施設を目指しました。

1階には食堂、多目的運動場、ピロティを配し、キャンパス内の環境を建物で分断せず、周囲の環境と連続する開放的なコミュニティスペースとしました。体育館は正面の大階段からアプローチする2階に持ち上げ、キャンパス内を流れる風をピロティから体育館内に導き入れる、バスケットボールフルサイズコート4面分の大空間を張弦梁構造にて確保しています。3階には245mのランニングコースを建物外周面に計画し、走りながら樹木越しに富士山や箱根の山々が望める、この地ならではのロケーションを活かした快適な空間としています。

建築主 学校法人 日本大学
所在地 静岡県三島市
構造 鉄筋コンクリート造
一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
階数 地上3階
延床面積 8,232㎡
竣工年月 2016年6月
備考 『近代建築』2017年6月号掲載

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