沼尻産業株式会社
つくばゲートウェイ

ヒトと地域に寄り添う新たな物流センター

大手飲料メーカー専用センターとして、首都圏エリアの物流ネットワークの中心的役割を担う物流拠点の計画です。

モノを大切にするのはもちろんのこと、ヒトも大切にする物流センターをコンセプトとし「風土に調和した魅力ある施設」、「人を大切にした働きやすい施設」、「地域性を持つこの場所ならではの施設」を3本柱として新たな物流センターを目指しました。

敷地内は1WAYのトラック動線とし、利用者の安全性に配慮するとともに、保管庫ではシステム建築による大スパンの無柱空間、両面トラックバースを採用することで、入出荷の効率向上・機動力を確保しました。

事務所棟では「路地」と捉えた2層吹抜けの空間を中心に、事務所、保管庫、広場を配置した平面計画とし、路地にはハイサイドライトや坪庭を設けることで、空間に光や風が取り込まれる風土を生かした空間としました。また休憩室、パウダーコーナー、シャワールームを提供し、アメニティの充実を図っています。

建築主 沼尻産業株式会社
所在地 茨城県つくば市
構造 鉄骨造
階数 保管庫:地上1階、事務所:地上2階
延床面積 21,931.83㎡
竣工年月 2021年3月
撮影 三浦写真工房(02,04,06,07)
備考 『近代建築』2022年2月号掲載

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