スノードッグプロジェクト

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自然を再発見するホテル

全国でも有数のスキーリゾートとなったニセコアンヌプリの麓に立つコンドミニアム形式のホテルです。

倶知安町のニセコヒラフ周辺は大規模開発による大型ホテルが立ち並びますが、ニセコ町東山は北海道らしい風景・自然が多く残っており、施主の要望は敷地の樹木を極力残し、元々そこにあった自然を取り込むことでした。

敷地内の傾斜には手を加えずその傾斜に沿うように、かつ敷地の樹木を極力残こし、ニセコの自然を体感できるよう建物の配置・断面計画を進めました。
配置はA・B棟をL字型とし、客室同士の視線が交差しない構成とするとともに、平面・断面的にずらすことで建物のボリュームを小さく見せ、外観上もリズムが生まれるよう配慮し、より敷地に馴染むようになっています。

客室はワンルームタイプとアパートメントタイプ(2LDK+ロフトあり・なし)で構成されており、一部の客室にはワンルームタイプとアパートメントタイプの部屋を行き来できる扉を備え付けることで様々な宿泊客に対応できる計画としました。シンプルながらも、宿泊客にニセコの自然の魅力を再発見できる環境を提供しています。

建築主 西麻布インベストメント1号合同会社
所在地 北海道虻田郡ニセコ町
構造 木造 一部鉄筋コンクリート造
階数 地上2階 地下1階
延床面積 A棟:631㎡
B棟:468㎡
竣工年月 2017年2月
撮影 studio zee  穴水 孝

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